中日ビシエド「人生初」1イニング2発は19人目
<巨人1-8中日>◇7日◇東京ドーム
「人生初」の1イニング2発だ。中日の主砲ダヤン・ビシエド外野手(27)が2回に10号ソロと11号3ランを連発し、大量8得点を呼んだ。同一選手の1イニング2本塁打は09年阪神ブラゼルが記録して以来、プロ野球19人目。中日では77年大島康徳が記録して以来、2人目だ。先発ネイラーが4球で降板するアクシデントを救うアーチショーで、巨人戦連勝を決めた。
打球が一切、落ちないライナー性のアーチを、1イニングで右と左にかけた。ビシエドのパワーに、東京ドーム4万2516人の観客もどよめくしかない。連発した本人もびっくりだった。「いい当たりが2本も出た。1イニング2本なんて野球人生で初めて。本当にうれしい」。27歳は声を弾ませた。
日本デビュー戦から衝撃の連発だった。新助っ人では史上初となる開幕戦から3試合連続アーチ。この日は日本球界で7年ぶり、中日では39年ぶりという離れ業。大リーグ通算66本塁打の大砲が再び日本で名を刻んだ。「歴史的なことに関われてうれしい」と白い歯をこぼした。
自己管理を徹底し、最高のパフォーマンスを発揮する。東京ドームに移った前日6日の練習では初めて全体アップに参加せず、1人ベンチ裏でウオーミングアップに励んだ。「長旅だったから入念にしようと思って」。ナゴヤドームでの5日阪神戦を終え、大型連休の移動ラッシュにもまれながら新幹線で東京入り。日本生活1年目の185センチ、108キロの大男は、1歩進むのにも苦労する人だかりに疲労困憊(こんぱい)だった。フリー打撃の順番を遅らせてまで、ストレッチに時間を費やした。「とにかくケガをせずにチームに貢献したい」。故障予防に体をほぐしたことが、驚異の弾道につながった。
先発ネイラーが4球を投げた時点で降板する異常事態。直後の2回に先頭打者のソロと一巡しての3ランで、連勝ムードを高めた。谷繁監督も「1本目は抜けてくれと思ったんだけど、そのまま入った。2本目は初球を一振り。すごい力」と絶賛。中日で以前記録した大島康徳は72年と77年の2度マークしたことを聞き、指揮官は「もう1回あるね」と期待を込めた。
▼ビシエドが2回に今村から10、11号。1イニング2本塁打は09年8月26日ブラゼル(阪神)が横浜戦で記録して以来19人、21度目。中日では大島が72年8月2日ヤクルト戦と77年8月9日巨人戦で記録して以来2人、3度目になる。過去20度のうち16度は2本目を違う投手から打っており、同一投手から1イニング2本塁打は50年5月28日白石(広島)51年10月5日飯島(大映)83年9月1日山崎(西武)01年4月13日城島(ダイエー)に次いで5度目。セ・リーグでは50年白石以来、66年ぶりの珍しいケースだった。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160508-00000012-nksports-base
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