メジャーエンブレム5馬身差圧勝/クイーンC
<クイーンC>◇13日=東京◇G3◇芝1600メートル◇3歳牝◇出走16頭
クリストフ・ルメール騎手(36)が騎乗した1番人気メジャーエンブレム(田村)が2歳女王の貫禄を見せつけた。好スタートからの逃げ切り、5馬身差の圧勝だった。勝ちタイムはレースレコードを1秒5も更新する1分32秒5。桜花賞(G1、芝1600メートル、4月10日)はもちろん、12年ジェンティルドンナ以来5頭目となる牝馬3冠も見えてきた。
完璧だった。メジャーエンブレムが阪神JF同様の好ダッシュで、体1つ前に出た。「すぐにリラックスしてハナに立てた」とルメール騎手。直線入り口。鞍上のゴーサインに満を持して瞬時に反応、グングン加速していくと、後続はなすすべがない。ゴール150メートル手前で気合付けのムチが1発入っただけ。鞍上がチラリと後ろを振り返り、余裕満点のフィニッシュだった。それでいて昨年のレースレコードを1秒5も上回っている。「強かった。とても乗りやすかった。桜花賞も大丈夫。多分2000も、2400もいけます」。2つの数字が示すのはもちろんオークス、そして秋華賞。鞍上は顔色一つ変えずに牝馬3冠制覇を見据えた。それだけの内容、結果だ。
携わる者すら、驚きを隠せない。田村師は「すごいね…。サラッと仕上げても、前走より出来が良かったんだから」とため息をもらした。優れた集中力が、順調すぎる成長を可能にする。「それも、騎乗者の手の内に入ったなかでの集中力。自分が何をするべきか分かっているのに、指示があって初めてパンと動く」。唯一の黒星は3カ月半前のアルテミスS。同じ東京マイルで披露した大人の走りは、ただただすごかった。
100点満点の「試走」を終えた。放牧をはさんで、これまで同様2カ月前後の間隔で桜花賞へと向かう。田村師の願いはただ1つ。「これ以上何を望めばいいのでしょうか。とにかく、無事に」。本番も結果は見えている-。そう思わせるほどのすごみが、今のエンブレムにはある。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160214-00000035-nksports-horse
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