巨人・高木京介が号泣会見「恐ろしい人」、賭博公表後に家族に電話も
野球賭博への関与が発覚した巨人・高木京介投手(26)が9日、東京・大手町の球団事務所で記者会見し、涙ながらに謝罪した。賭博問題での当該選手の会見は初めてで、泥沼にはまっていく経緯が生々しく語られた。前日8日の球団による公表後に笠原将生元投手(25)、賭博の相手とされる飲食店経営者Bから本人、家族に何度も電話がかかっている事実も判明。球団は、10日に日本野球機構(NPB)に高木京を告発する。
伝統ある球団旗の前で10秒間、高木京は深々と頭を下げた。無数のフラッシュに改めて罪の重さを感じたのか、唇は震え、声は裏返り、目には涙が浮かんだ。
「この度、野球賭博に関与してしまい、巨人軍の関係者の皆さん、選手の皆さん、そして小学校から野球をやってきて、それまでに携わってきた関係者の皆さんを裏切ってしまい、本当に申し訳ありませんでした」
一連の問題で、当該選手が会見するのは4人目にして初めて。自ら球団に申し出て開かれた。まず、約10分間にわたって前日8日に公表された経緯が説明されたが、浮かび上がったのは発覚を恐れ、賭博の相手とされる飲食店経営者Bにおびえる姿だった。
今年2月のキャンプ中、笠原元投手に「(Bに)もうこれ以上、連絡をしてほしくない」と頼んだ後も連絡が続いたという。Bと口裏を合わせ、球団の調べに、笠原元投手に「名義を貸しただけ」と主張していたが前日8日に観念した。「精神的に参って、これ以上、嘘をつき通すには限界があると思った。奥さんと両親に相談して…本当の真実を言う決意をしました」。家族に言及した瞬間、言葉を詰まらせた。
球団による8日の公表後にもB、笠原元投手から高木京や家族に何度も電話があり、出ていない状況だという。「(Bは)最初はすごくいい人だと思ったけど、今はすごく怖いというか、恐ろしい人だと思う」。泥沼にはまっていく様子が、生々しく語られた。
暴力団事件を担当する警視庁組織犯罪対策4課が、高木京に任意で事情聴取する方針を固めたことも分かった。全容解明へ、反社会的勢力の関与についても“捜査のメス”が入るとみられる。
球団は、10日に高木京をNPBに告発する。昨年10月7日に福田元投手を告発した際には笠原、松本竜両元投手の関与も発覚。同11月10日に3人に無期失格、球団に制裁金1000万円の処分が下った。最終的な処分はNPBの調査委員会の調査を経て下されるが、高木京も同程度の厳罰になる可能性が高く、球団へのより厳しい処分も考えられる。
質疑応答は3問で打ち切られ、高木京は最後に「まずは自分が野球賭博をやってしまったということを深く反省して、それをしっかり受け止めて前に進んでいきたい」と声を絞り出した。在京テレビ局4社が同時間帯のニュースで生中継し、球団には午後4時までに電話54件、メール80件の問い合わせがあった。日本中の厳しい目が注がれた謝罪会見。軽率な行動の代償は、大きかった。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000011-sanspo-base
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