竜新助っ人ビシエド、ウッズ級の大砲だ！森ヘッドが太鼓判

ドミニカ共和国から帰国した中日・森繁和ヘッドコーチ（６１）が１日、名古屋市内の球団事務所で新外国人３人の獲得を発表した。同ヘッドはメジャー通算６６本塁打のダヤン・ビシエド外野手（２６）について、かつて竜の４番を張ったタイロン・ウッズ級の大砲と太鼓判。竜待望の長距離砲が来季逆襲の原動力になる。

　ドミニカ共和国で日焼けした顔に、自信がにじみ出ていた。森ヘッドが球団事務所を訪れ、新外国人の獲得について報告。メジャー通算６６本塁打の長距離砲、ビシエドについて、興奮気味にまくしたてた。

　「久しぶりに見た（大砲）。ウッズみたいな感じだな。スイングスピードがとにかく速い」

　新助っ人を日本で３度の本塁打王を獲得したスラッガーに例えた。メジャー通算５シーズンで、打率・２５４、６６本塁打、２１１打点。実績は申し分ない。２０１２年オフにブランコが退団して以来、広いナゴヤドームで一発長打を放り込める長距離砲の獲得が急務だった。アベレージが見込める優良外国人のルナの契約更新を見送っての獲得だけに期待が大きい。

　「４、５チーム争っている状況だったので、慎重に交渉したよ」

　ホワイトソックスのマイナー契約だった大物が、１１月６日にフリーエージェントとなった。このタイミングを逃さなかった。森ヘッドは単年１億７０００万円の大型契約を準備して、ビシエドの自宅がある米マイアミに出向き、契約を成立させた。打球を飛ばすだけでなく、守備でも使い勝手がいいという。

　「外野手だけど、１６歳まではショートをやっていたし、肩もいい」

　引退した和田が抜ける左翼が有力だが、一塁もこなす。現在気候のいいマイアミでしっかり練習をしているという。来年２月１日の沖縄キャンプから、他の新助っ人とともに、合流する。

　森ヘッドは「（谷繁）監督が決めることだけど、使ってくれないと困る」と自信たっぷりに話した。竜の４番が決まった。

引用元：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151202-00000002-sanspo-base