韓国に痛恨逆転負け 9回の継投悔やむ小久保監督、松井投入は「酷だった」
好調の則本も9回続投でつかまり「自分が甘かった」
侍ジャパン日本代表は19日、東京ドームで行われた世界野球「プレミア12」準決勝で韓国に屈辱の逆転負けを喫した。先発の大谷が7回まで1安打11奪三振無失点と快投したが、9回に救援陣が4点を奪われて3-4で敗れ、決勝進出はならず。救援陣はリードを守れなかったことを悔やみ、「継投ミス」と認めた小久保監督は、2点差の無死満塁で押し出し四球を与えた松井について「(登板は)酷だった」と擁護した。
まさに悪夢だった。大谷の後を継いで8回から登板し、わずか8球で3者凡退と完璧な投球を見せていた則本は、9回も引き続きマウンドに上がった。しかし、無死から代打で登場した2人の左打者に連続ヒットを許すと、続く鄭根宇に三塁線を破られるタイムリー二塁打を浴び、1点を失った。さらに、李容圭に死球を与えて無死満塁となったところで交代を告げられた。
「しっかり低めに放っていればアウトになっていたと思う。そこは自分の注意深さというか、甘かったのかなと思う。お互い真剣勝負をやっているので、勝ち負けはどっちかにつく。しっかり押さえて勝ちたかったですけど……。(交代は)松井に代わるということだったので……それだけです」
ここまで中継ぎとして圧巻の投球を続けてきた右腕は、時折、声を詰まらせながらこう振り返った。
小久保監督は松井を擁護「もう1人手前で出してあげたかっという反省がある。酷だった」
ここで流れを食い止めたいところだったが、今大会は安定感を欠いている楽天の守護神・松井は金賢洙に押し出し四球を与えてしまう。1点差となると、続く李大浩が右打者ということもあり、松井はわずか1人で降板。そして、4番手の増井は李大浩にフォークをレフト前に運ばれ、2点タイムリーでまさかの逆転を許した。
増井も「カウントが悪くなって、どうしても厳しくいけなかったので、悔しいです。シーズンと違う緊張感はあったけど、自分が縮み上がったことはなかったし、技術的な部分だと思う」とうなだれた。
ただ、初めから「則本で(8、9回の)2イニングいこう」と決めていたという小久保監督が悔やんだのは、松井への継投のタイミングだ。1失点後に死球という形で満塁となり、「この流れはこのままいってしまいそう」と則本の交代を決断。結果的に、今季は楽天で守護神としてフル回転したものの、まだ高卒2年目でもある松井を厳しい場面でマウンドに上げることになってしまった。
しかも、則本が死球を与えた李容圭、そして金賢洙と左打者が続いていただけに「僕の中では、あそこで出すことになるのであれば、もう1人手前で(松井を)出してあげたかっという反省がある。そういう点では酷だったかなと思います」と20歳の左腕をかばった。
試合後、則本は「これを今後の野球人生に生かしていかないと意味がない」と声を絞り出した。初代王者を目指した日本にとっては、あまりにも厳しい結果となった。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151120-00010001-fullcount-base
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