関東第一・オコエ劇場!100年で2人目の1イニング2三塁打
第97回全国高校野球選手権大会第6日第2試合(11日、関東第一12-10高岡商、甲子園)“オコエ劇場”に聖地がわいた!! 2回戦で関東第一(東東京)が高岡商(富山)との打撃戦を12-10で制した。プロ注目でナイジェリア人の父を持つオコエ瑠偉(るい)外野手(3年)は「1番・中堅」で出場し、4打数3安打4打点。三回には1966年以来、49年ぶり2人目となる「1イニング2三塁打」の大会タイ記録をマークするなど、初の甲子園で大暴れ。ネット裏のスカウト陣をうならせた。
あいさつ代わりの激打、激走だった。一回先頭でオコエが内角高めの直球を一閃すると、強烈な打球が一塁手のミットをはじいた。「いける!」。50メートル5秒9の俊足を飛ばして迷わず一塁を蹴り、二塁を陥れる衝撃の「一塁強襲二塁打」。一瞬で聖地の観衆を味方につけた。
衝撃は続いた。三回先頭で右中間を破るとグングン加速。「この夏、初めての土のグラウンドで歩幅が合いませんでした」と笑ったものの、豪快なスライディングで三塁へ。打者一巡し、二死満塁で迎えたこの回2度目の打席でも右中間へ3点三塁打を放ち、7得点のビッグイニングを演出。須長(桐生)以来、49年ぶり2人目の「1イニング2三塁打」の快挙にも「(個人的には)1、2度あった気がします」と涼しい顔だった。
守備でも魅せた。四回二死満塁で中前打を処理したが、三塁への送球は高くそれてベンチ付近で跳ね“柵越え”。失策となり二走も生還したが、遠投120メートルの鉄砲肩に大観衆もどよめいた。
開幕後、客席の熱気や声援は甲子園にほど近い宿舎まで伝わってきた。9日には、仙台育英-明豊をスタンドで観戦。10二塁打の大会新記録を打ち立てた仙台育英打線を見て「俺たちも負けていない」と、気持ちを奮い立たせた。
今秋のドラフト会議に向けて、スカウトらプロ側の評価はさらに高まった。ヤクルト・小川SDは「甲子園のようなところで本能のまま、投げる(送球)、打つ感じがいい。右の外野手でこれだけ三拍子そろった高校生はいない」と絶賛。日本ハム・大渕スカウトディレクターも「躍動感、スピード、パワーがあり、ここまで観客を大いに楽しませる選手はいない」と賛辞を贈った。
夏の甲子園の後には、野球のU-18W杯が日本(甲子園ほか)で開催され、代表入りも期待される。中学時代に所属した「東村山リトルシニア」を卒団する際、監督への寄せ書きに飛躍を誓って「世界セイハ!!」としたためた。胸に抱いた大きな野望。その第一歩を「東洋一」とうたわれる聖地・甲子園に刻んだ。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150812-00000500-sanspo-base
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