石見智翠館 甲子園を驚かせた「ブーメラン継投」
石見智翠館(島根)は、ピンチになると主将の右腕・田中将貴(3年)がマウンドに上がる「ブーメラン継投」で甲子園の観客を驚かせたが、最後はその田中がサヨナラ打を浴びて敗退。それでも末光章朗監督は「田中が何度も何度も何度もピンチをしのいでくれた」と背番号7への感謝を口にした。
島根大会を勝ち抜いてきた田中と1年生右腕・安藤颯投手の小刻みな継投。大舞台でも戦い方は変わらず、田中は安藤、橋本和輝投手(2年)と交代して5度マウンドに上がり、計4回1/3で54球を投げた。下級生投手が走者を背負うたびに、猛暑の中、左翼から走ってマウンドへ。3回2死満塁、4回2死一、三塁では無失点で切り抜けたが、同点に追いついた直後の5回無死一、三塁の場面では中犠飛で勝ち越し点を献上。4度目の6回にも左翼線へ適時二塁打を打たれ、5―4と初めてリードを奪って迎えた9回には3安打を浴びて力尽きた。
同校の前身は江の川で、プロ野球中日・谷繁兼任監督の母校。荒木勇作内野手(3年)は甲子園出場が決まったときには「甲子園では勝って石見智翠館の名前を有名にできるように頑張りたい」と話していたが、聖地で12年ぶりの白星をつかむことはできなかった。それでも末光監督は「非常に良い試合をしてくれた」とサバサバと話し、教え子たちの健闘をたたえていた。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150811-00000119-spnannex-base
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