燕・山田、史上9人目「トリプルスリー」確実!チームは虎と0・5差
(セ・リーグ、ヤクルト6-0広島、21回戦、ヤクルト11勝10敗、6日、神宮)ヤクルト・山田哲人内野手(23)が6日、広島21回戦(神宮)の六回に今季30盗塁目となる二盗を決め、同一シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁をマークする「トリプルスリー」達成を確実にした。快挙を成し遂げれば、2002年の西武・松井稼頭央(現楽天)以来、史上9人目で、23歳での達成は1953年に西鉄(現西武)の中西太が20歳でマークしたのに次ぐ年少記録。試合は6-0で快勝し、首位・阪神とのゲーム差を0・5に縮めた。
突然、強まった雨の中でも走った。六回。山田は畠山への2球目でスタートを切る。二塁へ滑り込む。セーフ。節目の30盗塁を成功させた瞬間だ。
「観衆の『おおっ、走った!』という声援を聞きながら走りました。30盗塁? 舞い上がることもなかったし、雨の影響もなかったです」
トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)達成は確実。盗塁(30)と本塁打(33)をクリアし、打率は3安打で・333に上昇した。すでにシーズン規定打席(443)は超えており、打率3割を確定させれば、2002年の西武・松井稼頭央(現楽天)以来13年ぶりだ。
一昨年は9個、昨年は15個だった盗塁は、ついに30に到達。だが危機もあった。6月上旬。試合で一塁へ駆け抜けた際、右足首を捻挫した。それでも首脳陣には「いけます!」と出場を直訴。テーピングを施しながら強行出場を続けた。
「決して軽い捻挫ではなかった」と西山トレーナー。実際、5月30日のソフトバンク戦で走ってから25試合、盗塁ゼロ。そんな状態でも相手バッテリーに偽走で揺さぶりをかけ続けた。
50メートル走5秒67。今夏の甲子園をわかせた俊足自慢のオコエ瑠偉(関東第一)は5秒9。もちろん“参考記録”ではあるものの、山田の足は2002年に朝原宣治がマークした日本記録(室内)の5秒75を上回る。2月の沖縄・浦添キャンプ中、山田は三木作戦兼内野守備走塁コーチに「走塁は良くも悪くも試合を変える力を持っている」と説かれ、苦手だった帰塁の練習に取り組み、シーズン中はスタートの練習を毎日行う。この努力が高い盗塁成功率・882(盗塁失敗4)につながっている。
少年時代、理想の野球選手の1人が松井稼(現楽天)。テレビゲームの『実況パワフルプロ野球』で遊んだのがきっかけだった。ゲーム内の能力で当時の松井稼のパワー、走力、肩力は最高のA。「とても能力が高くて、めっちゃ使いやすい。そこから、どんな人なのかなと思って(野球中継を)見るようになりました」。今では憧れの存在をしのぐ勢いだ。
球界のレジェンドになる可能性がある。本塁打王と盗塁王を同時に獲得すれば史上初だが、山田は打率(・333)と打点(87打点)でもリーグ2位。空前の三冠王+盗塁王も視野に入れる。
チームは最近10試合で8勝2敗。首位・阪神に0・5ゲーム差と接近した。館山と並んだ雨のお立ち台。山田は「厳しい戦いが続きますが、打って、守って、走り続けます!」と宣言した。三拍子そろった23歳の若武者を打線の中心に、ヤクルトがリーグ制覇を狙う。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00000502-sanspo-base
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